中学生の頃、吹奏楽部でしたが、コンクール前の合奏の練習のときに先生に言われた言葉。
当時は3年生でパートリーダーでした。
私はホルン・パートでした。
出だしの音程をみんなで揃えるって、本当に難しかったです。
わかっていたので、パート練習ではそればかり練習しました。
なのに、合奏のたった一回がうまく合わなかったんです。
正直、「ちょっと、ホルン!」って言って、みんなの前でこの言葉を言われたときは、心の中ではすごく反発しました。
でも、先生の言葉はそのあと、こう続きました。
ここで出来ないなら、練習しましたって言わないで。
それは練習したことにならない。
本番はいつも一回しかないの。
ここでどんなにうまくできても、本番のステージでうまくできなかったら意味がないの。
パート練はその練習だと思ってやりなさい。
先生は、本当にコンクールで金賞をとらせてあげたかったんでしょうね。
そして、この言葉は、コンクール、試験、発表、何かのたびに自分を頑張らせてくれる大事な言葉になりました。
結果を出すまでがワンセットなんだと思って、最後の詰めまできちんとやるようになりました。
もちろん、本番でできなかったら、全く意味がないなんて、そんなことはないはずです。
でも、頑張ったことに意味があるんだよ、とか、練習したことは無駄にならないよ、とか、そんなことばかり言っていたら、達成できないことなんていっぱいあると思います。
そういう言葉は、本当に本当に自分がそう納得したときにだけ言う言葉にしたいです。
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